ぬいキット

12cmぬいちゃんを作ろう

カット済みの生地を縫い合わせて、あなただけのぬいちゃんを作る説明書です。購入したキットの手順を選んでください。

はじめに:道具・縫い方の基本

別に用意するもの:針と糸(またはミシン)、まち針かクリップ、はさみ、手芸用の綿、先が丸い棒。髪キットには布用ボンドも使います。

中表=毛のある表面同士を内側にして重ねること。縫うときは型紙の縫い線に沿って進め、縫い始めと終わりを返し縫いします。

ダーツ=V字の切れ込みの両側を合わせて縫い、丸みを作ること。凸の三角印は、パーツの位置を合わせる目印です。

赤い点線:縫う場所 / 青い矢印:動かす向き・合わせる位置
図は縫う位置を説明するためのものです。実際にはキットに対応する型紙の縫い線と目印に合わせてください。

素体の作り方

素体キットはこちらの手順で作ります。顔のプリントは、生地が平らなうちに済ませてください。撮影写真では、縫い位置が見やすい無地の生地を使っています。

素体のパーツ名 顔あご後頭部(左右)耳体腕(左右)
素体のパーツ名

01顔のダーツを縫う

顔パーツを裏面から見て、V字の切れ込みを1か所ずつ中表に合わせます。両側の縫い線を重ね、切れ込みの外側から先端へ縫います。すべてのダーツを同じように縫います。

ダーツ:V字の両側を中表に合わせ、縫い線で縫います。 切れ込みの両側を合わせる
ダーツ:V字の両側を中表に合わせ、縫い線で縫います。
ダーツを縫う前の顔パーツ裏面・縫う前
ダーツを縫う前の顔パーツ
ダーツを縫うと顔に丸みが付きますダーツを縫った後
ダーツを縫うと顔に丸みが付きます

02耳を縫って裏返す

左右の耳をそれぞれ中表に重ね、丸い外周を縫います。顔に付ける根元の直線部分は縫わずに残し、その開き口から表に返します。

根元を開けたまま、耳の丸い外周を縫います左右の耳
根元を開けたまま、耳の丸い外周を縫います
耳の根元から表に返して丸みを整えます表に返す
耳の根元から表に返して丸みを整えます
先が丸い棒でやさしく形を整えます。耳の根元は、次の工程で顔に付けます。

03顔に耳を付ける

表に返した耳を顔の左右の目印に合わせます。耳の根元を顔の縫い代に合わせ、耳本体を顔の中央へ向けて置きます。左右の位置をそろえて仮縫いします。

顔の内側へ耳を向け、根元を仮縫いした状態耳は顔の中央へ
顔の内側へ耳を向け、根元を仮縫いした状態
耳の左右や高さを確認してから仮縫いしてください。顔と後頭部を合わせるときに、耳の根元を挟んで縫います。

04顔にあごを付ける

顔の下側とあごの外側のカーブを中表に合わせます。中央の目印を先に合わせ、両端まで少しずつ留めて縫います。あごの内側にある首の開き口は残します。

中央の目印を合わせ、顔の下側にあごを重ねます中表に合わせる
中央の目印を合わせ、顔の下側にあごを重ねます
顔とあごを縫い合わせた状態縫い合わせた後
顔とあごを縫い合わせた状態

05後頭部のダーツを縫う

後頭部の左右2枚それぞれのV字の切れ込みを、中表に合わせて縫います。顔と同じように、ダーツを縫って丸みを付けます。

縫う前の後頭部パーツ。左右を確認します左右の後頭部
縫う前の後頭部パーツ。左右を確認します
後頭部のダーツを縫い終えた状態ダーツを縫った後
後頭部のダーツを縫い終えた状態

06後頭部2枚を縫い合わせる

左右の後頭部を中表に重ね、頭の中央になる長い辺を縫い合わせます。生地にある、綿入れ口の両端を示す三角のカット印まで縫ってください。印と印の間は縫わずに残します。三角のカット印の位置で返し縫いします。

三角のカット印まで縫い、印と印の間に返し口兼綿入れ口を残します。 後頭部の中央三角のカット印まで縫う印と印の間は縫わずに綿入れ口として残します印の位置で返し縫いします
三角のカット印まで縫い、印と印の間に返し口兼綿入れ口を残します。
後頭部を縫い合わせて丸みが付いた状態後頭部の縫い合わせ
後頭部を縫い合わせて丸みが付いた状態
この開き口は、表に返すときと綿を詰めるときに使います。最後まで閉じずに残します。

07顔と後頭部を縫い合わせる

顔・あごと後頭部を中表に合わせます。頭の中央、左右の耳、あご側の目印を順に合わせ、外周を縫います。耳を巻き込まないように、耳本体は内側へ入れたまま縫ってください。

顔と後頭部を縫い合わせ、頭が袋状になった状態裏面が外側
顔と後頭部を縫い合わせ、頭が袋状になった状態
首の開き口と、後頭部に残した綿入れ口は閉じません。

08体に腕を付ける

体の腕付け位置に、左右の腕のパーツを中表で合わせます。目印をそろえ、腕の付け根を縫います。左右とも同じように付けてください。

体と左右の腕を並べ、付ける位置を確認します体・左右の腕
体と左右の腕を並べ、付ける位置を確認します
腕の付け根を体に縫い付けた状態付け根を縫う
腕の付け根を体に縫い付けた状態

09腕と胴体の周囲を縫う

体の前後と腕を中表に合わせます。左右の腕から体・足の周囲を、型紙の縫い線に沿って縫います。首の開き口は縫わずに残します。

体・腕・足の周囲を縫った状態首の開き口を残す
体・腕・足の周囲を縫った状態
腕や足の付け根で生地がずれないよう、カーブを少しずつ縫います。

10頭と体を首で縫い合わせる

体をいったん表に返し、裏返した頭の中へ逆さに入れます。体の足先を頭頂側へ向け、体の首を頭の首穴に合わせます。顔側と体の前側をそろえ、首の開き口同士を中表に合わせます。首まわりは手縫いで一周縫います。合わせにくいときは、まち針で位置を固定してください。
まち針を刺す位置:首の前中心・後ろ中心・左右の4か所で、頭と体の縫い代を2枚一緒に留めます。まち針は首の縫い線に対して直角に刺し、縫い進めながら1本ずつ外します。

足先を頭頂側へ入れ、首の縫い代を合わせます。首まわりは手縫いします。 頭の内側に、体を逆さに入れる手前側を透かして見せた模式図頭頂側足先は上裏返した頭裏面が外側表に返した体首同士を中表に合わせる顔側と体の前側もそろえる首の縫い代を拡大(首穴を上から見る)後ろ中心前中心左右首穴4か所で、頭と体の縫い代2枚を一緒に留める赤の点線を手縫い/まち針は縫い線に直角
足先を頭頂側へ入れ、首の縫い代を合わせます。首まわりは手縫いします。
体の前後が逆になっていないか確認してください。まち針は頭と体の縫い代だけを留め、奥の別の生地まで一緒に刺さないようにします。縫い終わったら、まち針をすべて外したことを確認してください。後頭部の綿入れ口は、まだ開けておきます。

11裏返して綿を詰める

後頭部の綿入れ口から、素体全体を表に返します。手足と耳の形をやさしく整え、綿を小さくほぐして入れます。手足の先、体、首、頭の順に少しずつ詰め、左右の形をそろえます。

素体を表に返した状態。このあと綿を詰めます表に返した後
素体を表に返した状態。このあと綿を詰めます
綿詰め:小さくほぐした綿を手足の先まで少しずつ入れます。 少量ずつ、ほぐして入れる綿入れ口から① 手足の先② 体・首③ 頭の形を整える棒は先が丸いものを使い、縫い目を強く押さない。
綿詰め:小さくほぐした綿を手足の先まで少しずつ入れます。
綿を一度に押し込まず、少量ずつ入れます。首にも綿を入れて、頭を支えられる形に整えます。

12コの字縫いで閉じて完成

綿入れ口の縫い代を内側へ折り、両側の折り山を針で交互に少しずつすくいます。数針縫ったら糸をやさしく引いて閉じ、最後に玉止めをします。糸端を中へ隠して、全体の形を整えたら完成です。

コの字縫い:折り山を交互にすくい、糸を引いて開き口を閉じます。 ① 縫い代を内側へ折る② 両側を交互にすくう開き口123456折り山の内側を少しすくう③ 糸をやさしく引いて閉じる
コの字縫い:折り山を交互にすくい、糸を引いて開き口を閉じます。
素体の完成!

髪キットをお持ちの場合は、続いて「髪の作り方」へ進んでください。

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髪の作り方

髪キットはこちらの手順で作ります。おでこと後頭部で髪の土台を作り、最後に髪束を自由に貼り付けます。図は分かりやすく茶色で表示しています。

01おでこのダーツを縫う

おでこパーツのV字の切れ込みを1か所ずつ中表に合わせ、縫い線に沿って縫います。おでこの中央と左右のダーツを縫い、頭に沿う丸みを付けます。

髪① おでこのダーツを縫う(元の型紙に基づく図) V字の両側を中表に合わせて縫いますおでこ・左右のダーツを1か所ずつ縫う顔まわりの大きな開口部は縫いません。
髪① おでこのダーツを縫う(元の型紙に基づく図)

02後頭部のダーツを縫う

後頭部の左右2枚、それぞれのV字の切れ込みを中表に合わせて縫います。左右とも同じようにダーツを縫ってください。

髪② 後頭部2枚のダーツを縫います。 左の後頭部右の後頭部左右とも同じようにダーツを縫う
髪② 後頭部2枚のダーツを縫います。

03後頭部を縫い合わせる

左右の後頭部を中表に重ね、頭の中央になる長い辺を縫い合わせます。髪の下側の開き口は残します。

髪③ ダーツを縫った後頭部2枚を重ね、中央の縫い線で縫います。 左右を中表に重ねる中央の長い辺を縫う下側の開き口はそのまま残しますダーツを縫い終えた後の形を示す模式図です。
髪③ ダーツを縫った後頭部2枚を重ね、中央の縫い線で縫います。

04えり足をボンドで貼る

えり足の下端の縫い代を内側へ折り、布用ボンドを薄く塗って貼り付けます。形を整え、ボンドの製品表示に従って乾かします。

髪④ えり足の縫い代を内側に折り、布用ボンドで貼って整えます。 えり足の下端を整える縫い代を内側へ折る布用ボンドを薄く塗って貼る縫い合わせる辺にはボンドを付けず、乾かします。
髪④ えり足の縫い代を内側に折り、布用ボンドで貼って整えます。
次に縫う外周にはボンドを付けないでください。ボンドは、使う生地に対応した布用のものを選びます。

05おでこと後頭部を縫い合わせる

おでこと後頭部を中表に合わせ、中央と左右の目印をそろえます。ダーツを縫ったパーツ同士の外周を、縫い線に沿って縫います。顔まわりと下側の開き口は残し、縫い終えたら表に返します。

髪⑤ おでこと後頭部の外周を縫い合わせ、表に返します。 おでこと後頭部を中表に外周の縫い線で合わせる縫ったら表に返す顔まわり・下側は開いたままにするダーツは縫い終えています(模式図)。
髪⑤ おでこと後頭部の外周を縫い合わせ、表に返します。
素体にかぶせて向きと位置を確認します。前後が逆になっていないか、えり足が後ろに来ているかを見てください。

06髪束を貼って完成

髪の土台を素体にかぶせ、髪束を仮置きして髪型を決めます。前髪・横髪・後ろ髪など、好みの位置に髪束の根元を布用ボンドで貼り付けます。製品表示に従ってしっかり乾かしたら完成です。

髪⑥ 髪束を仮置きし、根元を布用ボンドで貼ります。 髪束の根元に少量のボンド仮置きしてから貼り付ける髪を素体にかぶせ、前髪・横髪などを自由に仕上げます。
髪⑥ 髪束を仮置きし、根元を布用ボンドで貼ります。
髪束を貼り付けたぬいちゃんの完成例
髪束を貼り付けた完成例(顔は無地のサンプル)
髪も完成!

髪束の向きや重ね方を変えて、あなただけのぬいちゃんに仕上げてください。

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